こんにちは! and,aでプロモーションを担当しているアンナです。
私はこれまで、いろんな会社のWeb担当者さんと一緒に仕事をさせてもらってきました。
その中で、最初の打ち合わせで「あ、この方は準備できてないな」と感じる瞬間があって。 でもよく聞いてみると、準備する余裕がなかったというより、何を準備すればいいかを誰も教えてくれなかった、というケースがほとんどでした。
「急にWeb担当になった」「制作会社に何を伝えればいいかわからない」そんな方に向けて、今日は打ち合わせの前に決めておくといいことを書きます。
「とりあえず問い合わせ」は、危険
ホームページを作ることが決まった。さて何から始めようか、とGoogleで「Web制作会社 東京」と検索して、良さそうなところに問い合わせる。
この流れ、間違ってはいません。でも、準備ゼロで打ち合わせに臨むと、こういうことが起きます。
打ち合わせ当日、制作会社の担当者から矢継ぎ早に質問が来ます。
「どんなサイトにしたいですか?」「ご予算感は?」「公開のご希望時期は?」「参考になるサイトはありますか?」「現状のサイトの課題はどのあたりでしょうか?」
……全部、答えられますか。
私のまわりのWeb担当者さんで、最初の打ち合わせが「思ってたよりうまくいかなかった」と言う方の、だいたいがここで詰まっています。
決してその方の準備が足りなかったわけじゃないんです。ただ、「何を決めてから行けばよかったか」を知らなかっただけ。
これを先に知っているだけで、打ち合わせの手応えがまるで変わります。
決めること①「このサイト、誰に何をしてほしいのか」
最初の打ち合わせで一番詰まるのが、ここです。
「会社の信頼感を上げたい」「問い合わせを増やしたい」「採用にも使いたい」。どれも本当のことだと思います。でも実はこれ、同時に全部を狙うのが難しい目的なんです。
問い合わせを増やすためのサイトは、「この会社に頼んだら課題が解決できそう」と思ってもらうための情報設計が必要です。採用に使うサイトは、「ここで働きたい」と感じてもらうための設計になる。同じ「ホームページ」でも、目的が変わると、必要なページも文章のトーンもデザインの方向性も、全部違ってきます。
だから最初に決めてほしいのは、たったひとつ。
「このサイトを見た人に、次に何をしてほしいか」
電話してほしい、問い合わせフォームを送ってほしい、資料をダウンロードしてほしい。どれかひとつに絞れれば、サイトの設計が一気に具体的になります。
「絞れない」という場合は、「今の一番の困りごとは何か」から考えてみてください。そこから逆算すると、だいたい答えは見えてきます。
決めること②「予算と期間の”目安”」
「予算はいくらですか?」という質問に「まだわかりません」と答えてしまうと、打ち合わせが止まります。制作会社からすると、何を提案すればいいかわからなくなるからです。
「予算を言ったら足元を見られそう」と思う方もいますが、実際のところ、目安を伝えるほうがお互いにとって建設的です。レストランで「予算は3,000円くらいで」と言えたほうが、シェフも提案しやすいのと同じで。
目安として、こんなイメージを持っておくと役に立ちます。
| サイトの規模 | ページ数の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 小規模(LP中心) | 3〜5ページ | 30〜60万円程度 |
| 標準的なコーポレートサイト | 10〜20ページ | 80〜200万円程度 |
| 機能が多いサイト | ページ数より機能次第 | 200万円〜 |
あくまで目安です(制作会社によっても大きく変わります)。「30万円台で考えている」「100万円以内に収めたい」と言えるだけで、打ち合わせの質がぐっと変わります。
期間は、企画から公開まで2〜4か月が標準的な目安です。「来月中に公開したい!」は、よほど小規模なサイトでない限りかなり難しいので、逆算して「いつまでに公開したいか」から動き始める時期を考えてみてください。
決めること③「素材を集めておく」
これ、意外と盲点なんです。
制作が始まってから一番よく止まるのが、「素材待ち」です。
デザインも構成もある程度固まってきた、さあ本文を入れましょう、という段階で「写真がない」「ロゴのデータが見つからない」「サービスの説明をどう書けばいいかわからない」となると、そこで数週間止まることがあります。
打ち合わせ前に手元に揃えておくと、その後がスムーズになるものをリストにしました。
これだけあれば最低限OK
- 会社のロゴデータ(
ai/eps/svg/pngのどれか。背景が透明なものがあれば理想) - 会社やサービスの説明文(箇条書きで書いたメモでもOK)
- 写真素材(オフィスの様子、スタッフの写真、商品・サービスの画像など)
- 「こんな雰囲気にしたい」と思えるWebサイトのURL(3〜5個)
写真がない場合は、制作会社に撮影の手配が可能か確認するか、フリー素材(無料で使える写真素材のサービスのことです)の活用を相談してみてください。フリー素材でも、選び方次第で十分に信頼感のあるサイトは作れます。
制作会社を選ぶとき、3つだけ確認する
目的・予算・素材が整ったら、いよいよ制作会社に声をかける段階です。たくさん確認したいことはあると思いますが、絞るとしたらこの3つです。
① 実績に、自社と近い業種・規模のサイトがあるか
ポートフォリオ(過去の制作事例のことです)を見るとき、デザインの好みだけで判断しがちです。でも、飲食店のサイトとBtoB企業のサイトでは、設計の考え方がまるで違います。「似た規模・業種の会社のサイトを作った経験があるか」は、意外と重要な判断基準になります。
② 公開後のサポートがあるか
サイトは、公開したら終わりではありません。「ここの文章を直したい」「ページを追加したい」「アクセスが落ちてきた」は必ず出てきます。最初の打ち合わせで「公開後の更新やサポートはどういう体制ですか?」と確認しておくと、後で困りません。
③ 制作の実務を担当する人と話せるか
営業担当者と、実際にサイトを作るディレクター・デザイナーが別々になっているケースがあります。コミュニケーションの窓口が制作の現場から遠いと、伝言ゲームになりがちです。「担当の方と直接話せますか?」と確認してみてください。
「何もわからない状態」で相談しても大丈夫
ここまで読んで「これ、全部準備してから連絡するの?」と思った方、安心してください。
完璧に揃えてから連絡する必要はありません。
「目的はなんとなくあるけど、うまく言葉にできない」「予算感が全くわからない」という状態での相談を受けるのも、私たちの仕事の一部です。「何もわからない」は、正直に伝えていただいて大丈夫です。
ただ、「目的・予算・素材のことを考えたことがある」という状態と、「そもそも何を決めればいいかも知らなかった」という状態では、打ち合わせの密度がかなり変わります。
この記事を読んだあとの初回打ち合わせが、少しでもスムーズになれば嬉しいです。
and,aでは、Webサイト制作の相談を無料で受け付けています。「何から決めればいいかわからない」「まだ社内で予算も決まっていない」という段階でも大丈夫です。まずは気軽にご連絡ください。
GA4・データ活用についてお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。初回無料です。